住 所名古屋市昭和区西畑町16番地
電 話052−751−8685
メールganjouji@nagoya30.net

お知らせ

関連リンク

い ろ い ろ

管理者が、いろいろと関わる中で、見聞きしてきたことを中心に、紹介するページです。

高次脳機能障害について

1、高次脳機能障害とは

 高次脳機能障害とは、脳血管障害、脳外傷、低酸素脳症などを原因となって症状があらわれます。

 脳血管障害は、脳の血管が詰まったり破れるなどして、脳の機能が十分に働かなくなる病気のことです。身体の麻痺や話を上手く出来なくなる失語症などの症状がみられることがありますが、麻痺など目に見えない後遺症が残る事があります。

 脳外傷は、脳を覆っている頭蓋骨が外から、交通事故や転落事故などで、大きな力で損傷されたり、脳が浮腫するなどして、脳がダメージを受けて、後遺症を残す事があります。

 低酸素脳症は、本来酸素を非常に必要とする脳に、一時的に酸素が供給されなくなって障害が起きるものです。心筋梗塞などによる心臓停止、窒息、溺水(できすい)、ぜん息、一酸化炭素中毒などが主な原因としてあげられます。

 麻痺や失語などの目に見えなるような後遺症が残らず、事故や病気の発症前の状況に戻ったように見える一方で、何か少し変な感じがしたり、以前の雰囲気とは違う感じがするなど、目に見えな後遺症あらわれます。

「事故や病気後何か変わった感じ、なんか変と思った時は、高次脳機能障害の疑いを持つ事が大切です。」本人家族も気付きにくいために、社会生活で非常に苦労する事があります。

→何か変わった感じがすると思ったら、是非、専門の相談機関や病院に相談することが大切です。

※高次脳機能障害について、症状や支援の実際を少しずつ紹介をしていきます。

グリーフケアについて

 人は、様々な形で、生と向き合い、死に向き合って生きていきます。そのような現実に直面する一方で、死を遠ざけ健康であることを強く望み生き続けている私たちの現実があります。現代社会において、我々は、日々の生活の中で、生きていることを当たり前として、死を考えることさえせずに送っているような生活があります。

 そのような状況の中で、人間は、親愛なる者との死別に際して、グリーフ(GRIEF)といわれる悲嘆状況に陥いるとされています。グリーフケアについて少しずつ学んでいきたいと思います。

 今回は、グリーフに係る事柄として、グリーフワークとグリーフケアの基本的な考え方を少し説明します。

 人は、大切な愛着の対象を喪失するとき、強い失望感を抱き、そして、このような喪失は、衝撃とともに深い悲しみを引き起こします。死別などによって愛する人を失うことは、つらい経験であると同時に、大きな悲しみとして受け止めていくことになります。

 多くの人は、グリーフ(悲歎)を感じ、個人差はあるものの、多くの人が長期に渡って特別な精神の状態の変化を経ていきます。そして、死別時の悲しみとともに、思慕や先立たれてもの対する負い目や怒り、また、自身に対する無能感を味わいます。

 このようなグリーフ状態におかれた人は、不安定な生活状況が起きてくるが、その中から新たに生きる意義を問い返す作業をすすめていきます。身近なものの死を契機に、この乗り越えなければいけないこのグリーフのプロセスおよびグリーフの作業を、グリーフワークといわれています。

 このグリーフワークは、一定の時期や経過を経て、グリーフを受け容れていくということであるとされています。一方で、生涯を通してグリーフが続くともいわれています。その過程の中で適切な時期での支援や援助をグリーフケアともよんでいます。

 また、グリーフは、愛する者を失った人が体験する正常な反応であり、もちらん個人差はあるが、誰もが経験するものです。このプロセスや理論については、様々な分野の研究者がそれぞれの専門の立場からの研究を始まっています。

 キャサリン・M・サンダースは、著書の中でグリーフに関するプロセスについてもっと多く学ぶことは必要であるとしています。グリーフに関する先行研究に学び歴史及び理論、また、グリーフに関するプロセスなどについて確認をすすめていくことをしていきたいと思います。