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広報活動支援セミナーの報告(2013年6月27日、7月11日)

交流会の様子

2013年6月27日(木)および7月11日(木)の二回にわたり、東別院会館教室を会場にして、「広報活動支援セミナー」を催しました。

当名古屋教区第30組においては、2006年以来組としてのウェブサイトを運営し、あわせて組内寺院のウェブサイト運営についても支援を行ってきました。この間サイト訪問者は着実に増加しつつあり一定の成果をおさめてきましたが、インターネット技術および利用のあり方は日々に進化しつつあり、インターネットによる広報活動のあり方を見直し、新しい展開につなげたい、との思いから、本セミナーが実施されました。

講師は、有限会社ブイロジック(大阪)のCEO・岡村浩太郎氏で、寺院のホームページやイベントを手がけていらっしゃいます。

第一回のテーマは「寺院がインターネットを活用することの意義」および「現代および近未来のインターネット利用の動向」。インターネット普及率が8割近くに達し、何かしらの情報を得るためにネット検索が当たり前になっている時代、寺院としてもインターネット上の情報発信は欠かせない手段となっていること、近年および近未来の動向としてはTwitterやFacebookなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)利用が増加していること、利用者が求める情報が手短かでビジュアル重視であること、スマートフォンやタブレット普及により応答の迅速性が要求されていること、広告業界においても従来の手法に代わって「検索」と「共有」が意識されていること、したがって自サイトととSNSを連動させることが有効であること、などが具体的なデータをもとにして説明されました。この回の参加者は16人。

第二回のテーマは「組および組内寺院のウェブサイト改善への提言」。ここでは具体的に、本山・東本願寺をはじめ様々な寺院サイトをとりあげ、その特徴を解説していただきました。さらに、第30組および組内寺院のサイトについて、いくつかのチェックポイントを基準として講評、改善点についてアドバイスをしていただきました。そのチェックポイントとしては、ターゲットを明確に意識すること、ビジュアルを積極的に取り入れること、サイトナビゲーションを分かりやすくすること、5W1Hを明確にすること、などが挙げられました。また、今後新たにサイト開設あるいはリニューアルを考慮する際に、業者の選定のしかたや予算の考え方などについても具体的に示唆していただきました。この回の参加者は13人。

ともすると、ホームページを作ったというだけで自己満足に陥りがちな私たちに対し、客観的な第三者の視点からはどう思われているのかを提示していただくことにより、改善への道筋が明らかになり、充実したセミナーになりました。