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夜が明けた 新しいいのち 今日もたまわる

新しいいのちをたまわることは当然のことと思ってしまいますが、本当は当然ではないのかもしれません。

歎異抄第13章に

「これにてしるべし。何事もこころにまかせたることならば、往生のため千人ころせといわんに、すなわちころすべし。しかれども、一人 にてもかないぬべき業縁なきによりて、害せざるなり。わがこころのよくて、ころさぬにはあらず。また害せじとおもうとも、百人千人ころすことも あるべし」(聖典633)
実際には私たちの生活は、自分の思いも及ばない動きの中で過ぎているのでは、と思います。

最年少ノーベル受賞者で話題となったマララ・ユスフザイさんの演説で
「教育は権利から犯罪へと変りました。」「第一次世界大戦から一世紀ですが、百年前に何百万もの命を失った際の教訓を私たちが十分学んでない ことをあらためて思い知らされます。」と、思い通りにいかない現状でも
「一人の子ども、一人の教師、一本のペン、一冊の本が世界を変えられる。」とも言われています。

新しいいのちをたまわることは阿弥陀の教え、光に照らされることであり、安心して一歩を踏み出すべし、と願われていることではないかと考えます。

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