掲示伝道バックナンバー 晃照寺ホームページへ 第30組トップページへ
転迷開伍は、なるほどなるほどとうなづくこと

「?コ春秋を知らず」
夏にのみ生きる蝉は、春秋の素晴らしい季節を知らぬ哀れな生き物だと言って悦に入っているのは誰あろう人間である。そういう人間の姿勢を転回することが

「迷」とは米を(衣食住)を追いかけて走り回っていることだと故人は言う。
親鸞聖人の著された教行信証化身土巻に

ここをもって愚禿釈の鸞、論主の解義を仰ぎ、宗師の歓化に依って、久しく万行諸善の仮門を出て、永く双樹林下の往生を離る、善本・徳本の真門に回入してひとえに難思往生の心を発しき。しかるにいま特に方便の真門を出て、選択の願海に転入せり、速やかに難思往生の心を離れて、難思議往生を遂げんと欲う。果遂の誓い、良にあるかな。
夜中に蝉の幼虫が歩いて(這って)おりました。地中で6,7年、その間にコンクリートで固められれば世に出ることなく終わるいのちを生きています。
街路樹に向かうその姿に、ようこそと言わずにはおれませんでした。
掲示伝道バックナンバー 晃照寺ホームページへ 第30組トップページへ