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仏の光によって、愚痴の身を気づかされる

阿弥陀様のはたらきや、おられる場所である浄土は、光と表されます。

仏説無量寿経に

「それ衆生ありて、この光に遇(もうあ)えば、三垢消滅し、身意柔軟にして、歓喜踊躍し善心をここに生ず。」

光に出遇った姿はこうなのだと表されています。

また、親鸞聖人の奥方である恵信尼さまの日記集である恵信尼消息に

「わが身は極楽へただ今に参り候わんずれ。なに事も暗からずみそなわしまいらすべく候わんずれば、なにごとも暗からずこそ候わんずれ。」

とあります。私は間もなくお浄土へ往生するでしよう。お念仏を称えてお浄土でお目にかかることができましたら、きっとそこは暗くない所でしょうとおっしゃられています。お浄土の光の中に生まれることにより、深い落ち着きを得られるでしょうとおっしゃりたかったのかもしれません。

今年になって、組の班の役を引き受けることになりました。私などに務まるのかと不安でした。

引き受けて間もなく、班の印鑑(ゴム印)を求めようと近くの店に行きました。店員の若い女性がとても親切にこちらの注文に応じてくれました。仕事だからといえばそれまでですが、こちらの質問に笑顔で応じてくれました。不安を抱えた我が身をふっと落ち着かせてくれる笑顔でした。ひとたび気がついてみれば、笑顔の光の中にあった我が身でした。

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