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お経を聞く:先請伽陀

先請伽陀

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解説

伽陀は、サンスクリット語のgāthā (ガーター)の音写で、漢訳では「偈頌」「諷誦」と訳されています。法事などの時に独特の節をつけてお勤めの前に用いたり、大きな法要の中で使われます。この伽陀は「先請伽陀」とよばれており、善導大師の著された「法事讃」の中にある韻文です。また「大経伽陀」ともよばれ、仏説無量寿経(大経)を読誦する時に用いられています。

原文

先請彌陀入道場 不違弘願應時迎 觀音勢至塵沙衆 從佛乘華來入會

書き下し文(浄土真宗聖典七祖篇註釈版による)

まづ弥陀を請じたてまつる、道場に入りたまへ。弘願に違せず時に応じて迎へたまへ。観音・勢至・塵沙の衆、仏に従ひ華に乗じて来りて会に入りたまへ。