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第30組同朋総会(2007年6月)

パネル討論2007年6月9日(土)午後2時から4時30分まで、真宗大谷派名古屋教務所において約70人の参加者を得て、第30組「同朋総会」が行われました。

この会は、昨年より組内の30箇寺に集う同朋の会や各種グループの仲間が一堂に会して、互いに交流し、それぞれの歩みを確かめ合うことを目的として始まりました。今年は「今、お葬式を考える」というテーマのもと、大きく変化しようとしているお葬式について考える会を開催しました。

第1部は「お葬式の動向と問題点」というテーマのもと、碑文谷創(ひもんやはじめ・専門誌『SOGI』編集長)先生の基調講演が行われました。講演では

  1. 会場が葬祭場になったことや、家族葬・直葬などに見られるお葬式の変化
  2. 合同墓地や散骨に見られるお墓の変化
  3. 高齢化や核家族化・高齢者の独居問題に見られる社会の変化
  4. 「尊厳死」・認知症・介護や信仰の希薄化に見られる死を巡る状況の変化

等の問題点を指摘されました。

第2部では碑文谷先生と僧侶と門徒(2人)の代表の合計4人によるパネルディスカッションが行われました。話し合いは真宗葬儀の意味や願い、儀式の変化など宗教性に関する意見や、葬儀の会場・飾り付け・費用などの形式にかかわる意見、また死そのものに関する意見など、会場の参加者も交え、多岐にわたり意見や質問が交わされ盛況のうちに会は終了しました。

(参照:2007年同朋総会開催のお知らせ